ウイルス予防にマスクは効果なし? 5つの種類別マスクの特徴を紹介

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新型コロナウイルスの感染が拡がり新しい生活様式が求められる中で、マスクの着用は欠かせないものとなりました。

そんなマスクですが、種類によってそれぞれ特徴があることをご存じですか?

それぞれのマスクの効果を知って、効果的に着用することで新型コロナウイルスやインフルエンザ、風邪の予防や感染拡大防止に役立ちます。

この記事では、マスクで得られる効果とマスクの種類についてご紹介します。

マスクで得られる効果

マスクをすることが当たり前となった今、マスクの効果についても知っておきたいところですが、マスクにはどのような効果があるのでしょうか。

実際に新型コロナウイルスや風邪のウイルスなどの小さな粒子は、マスクをしていても侵入を防ぐことは難しいと考えられています。

しかし、マスクにはウイルスの侵入を防ぐ予防の効果以外にも、以下のような効果が期待できます。まずは、マスクにはどのような効果があるのかをご紹介していきます。

周りの人を感染させない

咳やくしゃみで飛沫するウイルスは、一回の咳で約10万個、くしゃみで約200万個と言われていて、くしゃみや咳による飛沫はマスクをしていないことによって周りの人への感染リスクを高めます。

新型コロナウイルスは、症状が出ていない2週間ほどの潜伏期間中にも感染するということがわかっています。マスクをすることで、自分自身が感染していた場合に感染拡大を防ぐことができます。

特に高齢者や持病のある方と接する時、病院などに出向くときは周りへの配慮からマスク着用をするべきなのです。

国やWHOの見解としても、症状がなくてもマスクを着用するようにということは優先度の高い項目となっており、周りの人を感染させないために必要とされています。

顔に触れないようにできる

コロナウイルスやインフルエンザ、風邪などのウイルスは、飛沫感染や空気感染の他にも、接触感染があります。他人が触ったドアノブやつり革などに触れたときに、ウイルスが手に付き、手に付いたウイルスが鼻や口や目から体内に侵入するのが接触感染です。

人は無意識のうちに1時間に23回も自分の顔に触っているという研究結果があります。手にウイルスがついていたら、口や鼻、目を触ることでウイルスは体内に侵入してしまいます。

また、子どもは大人よりも顔に触れる回数が多いので、子どもにマスクを装着させることも、ウイルス対策としては有効と言えます。

しかし、マスクの表面には手に付いたウイルスがついてしまうことがあります。マスクの表面は触らないようにすることや、外すときにもゴムの部分を触るようにし、なるべく表面に触れないよう気を付けましょう。

保湿効果

マスクを使用することで、喉、鼻、口の乾燥を防ぐことができます。喉奥や鼻の奥には、ウイルスの侵入を妨げる粘膜や線毛があります。粘膜が乾燥するとウイルスが侵入しやすくなり、線毛の働きも鈍くなってしまうので喉や鼻の保湿はウイルス対策となります。

喉や鼻の奥が保湿されていれば、気管内の細胞の働きが活発になるので、侵入してきたウイルスや異物を排出しやすくなります。

また、唇が荒れていて皮がむけていたりすると、その傷からウイルスが入り込んでしまうことも考えられます。

マスクをすることで、顔の表面に見えている唇だけではなく喉の奥や鼻の奥まで保湿して、ウイルス対策に役立てることができます。

マスクの種類

マスクには、一般的な不織布マスクや布マスクの他にも、医療現場で使用されるN95マスク、繰り返し使えるとして人気のウレタンマスクなどがあります。

マスクで防げる粒子として花粉、黄砂、PM2.5、ウイルスがありますが、一般的にそれぞれの粒子の大きさは以下のようになっています。

  • 花粉 30~40μm
  • 黄砂 0.5~5μm
  • PM2.5 2.5μm以下
  • ウイルス 0.1μm
  • 水分を含んだウイルス 1~3μm

感染予防には、この粒子が防げるようなマスクが効果的です。まずは、それぞれのマスクの違いや効果についてご紹介します。

不織布マスク

不織布とは繊維を絡み合わせてシート状にしたもので、一般的に不織布マスクとして売り出されているものは大体が以下のような3層構造になっています。

  • 外側:光触媒加工不織布
  • 真ん中:静電気帯電フィルター(メルトブローン)
  • 内側:柔らかい不織布

光触媒とは、紫外線を利用して起こる化学反応で、雑菌や有害ガス、ニオイ分子などが紫外線に当たることで、無害な水と炭酸ガスに変えてくれます。

残った粒子は真ん中のメルトブローンが防いでくれて、内側は肌に触れる部分なので柔らかい不織布となっています。

不織布マスクには、立体型やプリーツ型などがあるので顔にフィットするタイプを選ぶと良いでしょう。サイズが合っていないものを装着してしまうと、隙間が空いてしまいウイルスの侵入を防げなくなる可能性があります。

「花粉用」として売り出されているマスクは、大きい粒子の侵入を防ぐものなので、ウイルスの侵入は許してしまう可能性があります。

目が細かくウイルス対策として効果のあるものなら、咳やくしゃみで飛ぶ飛沫を防ぐことができます。

ウレタンマスク

ウレタンマスクは、水着のようなスポンジに近い柔らかい素材のマスクです。耳が痛くならずに通気性が良いという特徴があり、若い世代を中心に人気です。

しかし、ウレタンマスクは花粉用に開発されたマスクなので、花粉の30~40μm程度のフィルター効果しかありません。

花粉は防御できても、ウイルス侵入の予防は出来ないので注意が必要です。

ただ、何も装着しないよりは自分が出す飛沫を防ぐことができるとされています。ウレタンマスクの下にガーゼを重ねて2重にしたりすることで、より効果的な感染拡大予防になります。

おしゃれ感覚でウレタンマスクをつけたいという方は、飛沫を防ぐために出来る限りガーゼなどを重ねて他の方への配慮をするようにしましょう。

布マスク

市販されている布マスクはガーゼで出来ているものが多く、ガーゼを何重かに重ねて作られています。

布マスクはウレタンと同じく目が粗く、不織布マスクに比べて予防効果は低くなります。ウレタンマスク同様、布マスクを装着する目的は他人に感染させないための着用ということになるでしょう。

布マスクは防水性が悪く呼気により湿ってしまうので、こまめに洗濯をして清潔にすることが重要です。

使い終わったら中性洗剤で綺麗に洗って、乾いたら清潔なビニールなどに入れて菌がついたりしないように保管しましょう。

布マスクのメリットは繰り返し使えることですが、正しく保管しないと菌が繁殖したりして逆に不衛生な状態になってしまうので注意が必要です。

フェイスシールド

フェイスシールドは、他人から飛んでくる飛沫を顔にかからないようにすることができるアイテムです。横が開いていることを考えると、完全に防御ができるわけではありませんが、ある程度の飛沫は吸い込まずに済むというメリットがあります。

さらに、マスクでは防げない目からの感染を防ぐ効果も期待できます。

マスクだけでは目の感染予防は不十分ですが、フェイスシールドを装着することによって、目からの感染を防ぐことができます。

しかし、使用する際は毎回消毒をしたり、清潔に保ったりしなければ意味が無くなってしまうので、注意しましょう。

N95マスク

N95マスクは主に医療現場で使われるようなマスクで、最も捕集しにくいと言われている0.3μmの微粒子を95%以上捕集することができると言われています。

不織布を3次元構造に重ねて絡み合わせていて、繊維が静電気で微粒子を吸着します。

正しく装着するには少しコツが必要で、鼻やあごの周囲の空気漏れがないように、自分にピッタリフィットするサイズのマスクを選ぶ必要があります。

折りたたみ式とカップ式があり、それぞれにサイズも用意されているので、自分にピッタリ合うサイズを着用することが重要です。

まとめ

マスクで得られる効果とマスクの種類についてご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。

マスクを着用することでの感染予防効果はほぼないものもありますが、重要なのは自分が感染しないようにすることではなく、感染しているかもしれない自分が周りを感染させないことにあります。

自分からの飛沫を飛ばさないように、人が多い場所に行く時や友人に会う時などは必ずマスクの着用をするようにしましょう。

コロナウイルスを予防する手段として最も有効なのはうがい、手洗いです。正しくうがい手洗いを行い、手についてしまったりのどに入り込んでしまったウイルスを洗い流しましょう。

また、鼻うがいもコロナウイルス予防には非常に効果のある方法です。「喉の」うがいで流しきれなかった、鼻の中や喉の奥に付着しているウイルスなどを、鼻うがいなら綺麗に洗い流すことができます。

マスク着用と共に、帰宅時のうがい、手洗い、鼻うがいを徹底して行うことで、脅威のウイルスとも戦うことができます。

今回紹介した内容を参考に、自分にピッタリのマスクを選んでみて下さいね。