鼻うがいで風邪の予防と効果的な鼻の洗浄を行うための3つの基礎知識

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

鼻うがいは、洗浄器具と洗浄液のもとを使って、鼻の中と鼻の奥に溜まったウイルスなどの異物をきれいに洗い流す予防策として知られています。

呼吸をすると、酸素と一緒にウイルスが体内に入り込み、鼻や喉の粘膜に付着することで、風邪を引き起こします。

現代社会の問題となっている新型コロナウイルスも、鼻や口、喉、さらには目の粘膜に付着して、感染している病気です。

鼻や喉に付着したウイルスを除去するには、鼻うがいが生活習慣として取り入れ、風邪や新型コロナウイルスの感染症予防としても効果が期待できます。

本記事では、風邪の予防効果の高い鼻うがいのご紹介と、鼻うがいを行う際の3つの基礎知識についてご説明します。

鼻うがいで風邪の予防

鼻うがいで風邪予防

風邪の予防策の代表といえば、手洗いと喉うがいが思い浮かびますよね。

手についたウイルスを石鹸を使って洗い流し、喉をガラガラと洗うことで喉に付着したウイルスを排出しています。

しかし、ウイルスが潜んでいるのは口や喉だけではありません。風邪を引き起こすウイルスは、鼻の中にも潜んでいます。

鼻の中に潜むウイルスも、手洗いや喉うがいのように洗い流すことが大切です。

ここでは、風邪の予防に取り入れる鼻うがいの重要性をご説明します。加えて、風邪の予防として見直すとよい生活習慣もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

鼻うがいは風邪の原因であるウイルスを洗い流す

洗浄器具と洗浄液を使って、鼻の中や鼻の奥をきれいに洗浄できる鼻うがいを予防策として取り入れることがおすすめです。

風邪と呼んでいる病態のほとんどが、鼻から口・喉までの気道にウイルスが付着して、感染することで引き起こります。

一般的な風邪は、2〜5日ほどの潜伏期間があり、インフルエンザなどの重度な症状を引き起こすウイルスの場合は、1〜2日程度の潜伏期間です。

ウイルスが感染する前に、鼻や口、喉を毎日ケアすることが重要です。

しかし、喉うがいは、喉と口に潜んでいるウイルスを排出できますが、鼻の中と鼻の奥に潜むウイルスを洗い流すことはできません。

そのため、鼻うがいを取り入れることで、鼻の中と、鼻の奥に潜んでいる風邪の原因となるウイルスを体外に排出できるようになります。

風邪をひかないように、鼻うがいを予防策として取り入れましょう。さらに、風邪をひいている最中の対策としても、鼻うがいは効果が期待できますので、ぜひ試してみてください。

風邪の予防は、生活習慣を見直すことも大切

風邪の予防は、鼻うがいだけでなく、生活習慣の一部を見直してみることも大切なポイントです。

風邪をひいてしまう原因として、以下のようなことが考えられます。

  • 睡眠が十分に取れていない
  • 不規則な食生活と偏った栄養バランス
  • 適度な運動をしていない
  • 室内の換気と加湿がされていない

上記の内容が当てはまる方は、体の免疫力が低下してしまい、風邪をひきやすくなったり、長引かせてしまうため、日頃から規則正しい生活を心がけることが重要です。

免疫とは、体に侵入した病原体などの異物を撃退する防御システムのことをいいます。この免疫が持つ力が低下することで、病原体の侵入を容易にし、撃退できず感染してしまいます。

睡眠、食事、運動の3つは、体の免疫力を高めるために重要な要素です。上記に記載した内容で当てはまる生活習慣があれば、一度見直してみるとよいでしょう。

そして、ウイルスは室内が乾燥していることを好むため、ふわふわと浮きやすくなり、広範囲に渡って空気中を彷徨います。

さらに、ふわふわと浮きやすいウイルスは、鼻や口付近の高さにも漂っているので、呼吸をすると体内に入りやすく、感染するリスクがとても高くなります。

換気と加湿は、ウイルスが体内へ侵入しにくくするための大切な予防です。

ウイルスは、水分を含むことで、浮くことができず床に落ちます。床に落ちたウイルスは、ウエットシートなどで除菌するとさらに効果が期待できるため、ぜひ予防策として換気と加湿も行ってみてください。

鼻うがいの大切な3つの基礎知識

鼻うがいの基礎知識

安全に鼻うがいを行うため、3つの基礎知識を知ることが大切です。

間違った鼻うがいを行うと、痛みを伴ったり、鼻の病気以外にも症状が現れる恐れがあるため注意が必要です。

正しい洗浄方法を把握して、安全な鼻うがいを行えるようにしましょう。

ここでは、鼻うがいの3つの基礎知識についてご説明します。

鼻うがいは病気にかかりにくくするための予防策

鼻うがいは、鼻の病気が発症しないために行う予防策です。

鼻うがいを行う目的は、鼻の中に入り込んだウイルスや菌、アレルゲンなどを洗い流したり、異常に作られた鼻水や溜まった膿を排出するために行います。

鼻を洗浄することで、風邪やインフルエンザ、花粉症などの病気が発症しにくくなります。また、病気が発症しても、症状が悪化しないように緩和できるのが鼻うがいの特徴です。

鼻の病気が発症しないように、予防策として鼻うがいを生活に取り入れていきましょう。

効果を高い正しい鼻の洗浄方法

鼻の病気に効果のある鼻うがいを行うためには、正しい洗浄方法を知ることが大切です。

さらに、効果の高い鼻うがいを行うために、市販されている洗浄器具と洗浄液のもとを使用するとよいでしょう。

間違った方法で鼻を洗浄すると、鼻の奥にツンとした痛みや刺激を感じたり、中耳炎といった耳に炎症を起こしてしまう恐れがあります。

正しい鼻の洗浄方法は、以下の通りです。

  • 前かがみになり、おへそを見るように顔を下に傾ける
  • 声を出しながら、片方の鼻から洗浄液を流し込み、反対側の鼻から洗浄液を出す
  • 片方の鼻から洗浄液を流し終わったら、反対側の鼻からも洗浄液を流し込みきれいに洗い流す

姿勢を気をつけたり、声を出すことで、中耳炎になるリスクが軽減します。また、市販の洗浄器具と洗浄液を使うことで、鼻に痛みや刺激がなくなり、効果がさらに期待できます。

安全な鼻うがいを行うために、洗浄器具と洗浄液のもとを揃え、正しい洗浄方法をきちんと理解して、鼻の洗浄を行っていきましょう。

鼻うがいを安全に行うための守るべきポイント

安全な鼻の洗浄を行うために、鼻うがいの守るべきポイントを把握しておくことがとても重要です。

先ほどご説明した、「正しい鼻の洗浄方法」を行ったとしても、ちょっと間違いが痛みを伴ったり、中耳炎、感染症を引き起こすことがあります。

以下の内容をきちんと守り、鼻うがいを行いましょう。そして、理由も一緒にご説明します。

未処理の水道水と真水を使用しない

水道水には、微量の雑菌が含まれています。体内に入り込み、脳炎を起こす事例も報告されているため、注意が必要です。

水道水を使う場合は、必ず沸騰させて熱処理してから使うようにしましょう。

また、真水を使うと浸透圧の違いから痛みを伴います。食塩と重曹が添加されている洗浄液のもとを使うと痛みを伴いません。洗浄液のもとを使った鼻うがいがとてもおすすめです。

洗浄器具を強く押しすぎない

鼻うがい中は洗浄器具を押す圧力の調節を行うことが大切です。

鼻の中に、勢いよく洗浄液を流しこもうとすると、痛みを伴ったり、中耳炎になる恐れがあります。

洗浄器具を押す力を調節することで、鼻に痛みを感じず、スムーズな鼻の洗浄を行えます。

初めて鼻うがいを行う人は、洗浄液を流す力の調節を上手にできるか不安になるかもしれません。ゆっくり洗浄器具に力を加えて、徐々に洗浄液を流し込むと、痛みを感じず、中耳炎になるリスクが軽減できます。

唾や洗浄液を飲み込まない

鼻に洗浄液を流し込んでいる間に、唾や洗浄液を飲み込まないようにしましょう。

唾や洗浄液を飲み込もうとすると、喉に力が加わり、洗浄液の通り道を塞ぎます。通り道がなくなることで、洗浄液が耳に流れ込み中耳炎を引き起こします。

鼻うがい中は、「あー」と声を出しながら、ゆっくり洗浄液を流し込んで、唾や洗浄液を飲み混むことを避けてください。

顔を上に向け、洗浄液を流しやすくしない

鼻うがいに慣れていない方は、とくに注意すべきポイントです。

顔を上げた状態で鼻うがいをすると、洗浄液が耳に流れ、中耳炎を引き起こす恐れがあります。

おへそが見えるように顔を下に傾けながら、鼻うがいを行いましょう。

鼻を洗浄したあとに、鼻を強くかまない

鼻うがい後に、鼻をかむことはとても注意すべきポイントです。

鼻うがいを行ったあとに、洗浄液を全て流し出そうと鼻を強くかむと、洗浄液が耳に流れ込み中耳炎になる恐れがあります。

鼻に洗浄液が残っている場合は、無理に鼻を噛もうとせず、やさしく鼻をかむことが守るべきポイントです。

鼻うがいを1日2回以上行わない

1日の鼻の洗浄をする回数を、2回までにしましょう。

2回以上の過度な鼻の洗浄は、鼻の粘膜を傷つける恐れがあるため注意が必要です。

鼻うがいを行うと、鼻の病気を予防できるだけではなく、気持ちよさや爽快さを得られます。

そのため、何度でも鼻の洗浄を行いたくなりますが、鼻の粘膜を傷つけないために、鼻うがいの回数は1日に2回までにしましょう。

鼻うがいに使う洗浄液の量を300cc以上使わない

洗浄液の使いすぎは、鼻の粘膜を傷つける恐れと必要な粘膜を余分に洗い流す原因となるため、300cc以上は使わないようにしましょう。

鼻うがいの効果を高めようと、洗浄液の量を増やして鼻の洗浄を行うと、かえって逆効果になる恐れがあります。

鼻の洗浄に適度な洗浄液の量は、200~300ccです。市販の洗浄液の中には、2o0~300ccの量で作れる粉末タイプが販売されていますので、洗浄液の量もきちんと守りましょう。

まとめ

本記事では、鼻うがいを風邪の予防として取り入れる重要性、鼻うがいの3つの基礎知識についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

ウイルスは、口や喉だけでなく鼻にも潜んでいるため、しっかりと予防を行うことが大切です。

現在は、世界中で流行している新型コロナウイルスに感染すると、命に関わるほどの重たい症状が発症するため、予防を怠ることができません。

鼻うがいは、喉うがいでは洗い流せない気道をきれいに洗い流し、ウイルス感染の予防として効果が期待できます。

効果の高い鼻うがいを行うために、基礎知識を把握して、リラックスした状態で安全な鼻の洗浄を行えるようにしましょう。

症状の軽い風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスのような重度の症状が現れる病気の予防策として、ぜひ鼻うがいを取り入れてみてください。