花粉症とアレルギー性鼻炎の違いと症状に効果的な3つのおすすめセルフケア

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花粉症とアレルギー性鼻炎の違いについて、詳しくご存知でない方も多いと思います。

花粉症やアレルギー性鼻炎は、年々患者数が増えている現代病の一つです。食事の変化や化学物質の増加、ストレス社会による影響で、アレルギー体質になる人が増えています。

治療のために薬を飲んだり、クリニックに通うことも大切ですが、生活の中に自分でできる予防や対策を取り入れることは、症状の緩和のためにとても重要です。

花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を少しでも改善できるように、本記事では、花粉症とアレルギー性鼻炎の違いと、二つのアレルギーの症状を緩和できるセルフケアや生活の改善についてご紹介します。

アレルギーに悩まさせることなく、快適な日々と過ごしやすい環境を作れるように、是非、参考にしてください。

花粉症とアレルギー性鼻炎の違い

花粉症とアレルギー性鼻炎は、共通している内容もあれば、個人差によって症状の現れ方に違いがありますが、どちらもアレルゲンによって症状が発症する病気の一種です。

季節性アレルギーと通年性アレルギーといった違いがあったり、アレルギー反応を起こす原因に違いがありますが、どちらも鼻や口から体内にアレルギー反応を起こす物質が入ることが原因でアレルギー症状が現れます。

ここでは、花粉症とアレルギー性鼻炎の症状が現れる原因の違いについてご説明します。

花粉症について

花粉症は「季節性アレルギー性鼻炎」と言い、スギやブタクサなどの樹木や植物の花粉によってアレルギー反応が起こり、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目の痒みなどの症状が現れる疾患です。

春先だけでなく、夏や秋にも症状が現れ、以下のような、樹木や植物の花粉によってアレルギー反応が起こります。

  • スギ
  • ヒノキ
  • ハンノキ
  • イネ科
  • ブタクサ
  • ヨモギ

同じような環境の中で生活していても、花粉症になる人とならない人がいるのは、体内に入ってきた異物や病原体から体を守る免疫機能(防御反応)が関係しています。

花粉に対する免疫機能が、過敏に反応するアレルギー体質の人もいれば、免疫機能の反応が弱い人もいるため、花粉症の症状の重症度や現れ方に一人一人の違いが出てきます。

普段の食生活や、自宅などの住環境も花粉によるアレルギー反応を起こしてしまうことに関係しています。

スナック菓子の食べすぎや、インスタント食品の摂りすぎ、睡眠不足、排気ガスの多い空気が悪い場所で過ごすことは、花粉症が発症する可能性が高まります。

アレルギー性鼻炎について

アレルギー性鼻炎は、季節に関係なく年間通して症状が起こる「通年性アレルギー性鼻炎」と言われ、鼻水・鼻づまり・くしゃみなどの症状を引き起こすアレルギー性の病気です。

空気中に浮遊するアレルゲン反応を起こす異物が、鼻の粘膜から体内に入り込み、異物を排除しようと免疫機能が過剰な反応を起こすため、花粉症に似たような症状が現れます。

アレルギー性鼻炎の主な原因として、以下のような物質があげられます。

  • ハウスダスト
  • 花粉
  • カビ
  • ペットの毛
  • 材木
  • そば殻
  • 羊毛

花粉症と同じように、鼻や口からアレルギー反応を起こす物質が体内に入った時に、免疫機能が過敏に反応することで、症状が現れます。

近年では、体質に加えストレス、大気汚染、食生活、日常をとりまく化学物質の増加などが、人体に影響を与えているのではないかと考えられている、現代病の一つです。

人によっては、皮膚にも症状が出ることがあり、顔がピリピリしたり、体にかゆみを感じたりするケースもあります。

食生活の改善や、室内の空気循環を良くすることも、アレルギー性鼻炎の症状を軽減させるための対策として大切ですが、エアコンや布団などの生活周りを見直すこともとても重要です。

花粉症とアレルギー性鼻炎は似たような症状

花粉症とアレルギー性鼻炎は、アレルギー反応が起こる物質の違いはあるものの、似たような症状です。

体内に異物が入り、免疫反応が過敏に反応するか反応しないかの個人差の違いで、症状の重症度や現れ方にも違いが出ます。

花粉症とアレルギー性鼻炎のアレルギー予防や対策として、マスクやメガネをするなどアレルゲン物質を避けることができます。

それと同時に、自分でできるセルフケアを生活に取り入れていくと、さらに症状を緩和できます。

アレルギー予防の代表的なセルフケアとして、鼻うがいや、衣食住の改善や対策をとると良いでしょう。生活習慣としてセルフケアを繰り返し行うことで、ストレスも軽減でき、快適な暮らしをおくれます。

アレルギー対策としておすすめの3つのセルフケア

花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を少しでも楽にするためには、病院での治療だけでなく、生活の中にセルフケアを取り入れることが大切です。

セルフケアを習慣化するだけで、アレルギー反応を起こさず、快適な生活を送ることができます。

ここでは、生活に取り入れやすい3つのセルフケアをご紹介します。

鼻うがい

鼻うがいは、花粉症とアレルギー性鼻炎で悩んでいる方に、おすすめのセルフケアです。鼻うがい専用の洗浄液を片方の鼻から流し込み、反対の鼻から出すことで、鼻の粘膜に付着した花粉や、ハウスダストをきれいに流し出せます。

痛くて苦しそうなイメージのある鼻うがいですが、市販されている鼻うがい専用の鼻洗浄器具と洗浄液のもとを使うことで、痛みを感じず鼻の洗浄ができるため、まだ鼻うがいの経験がない方でも、気軽に始められます。

鼻うがいをするときは、以下のように行います。

  • 前傾姿勢になり、顔を斜め下を向く
  • 「えー」と声を出しながら洗浄液を流しこむ
  • 片方の鼻の洗浄が終わったら、反対の鼻からも流し込む
  • 1日に2回程度の鼻の洗浄を毎日繰り返す

鼻うがい中に、顔を大きく上に向いたり、唾を飲み込むと中耳炎になる恐れがあります。また、鼻うがい後に、強く鼻をかむと耳管に洗浄液が入ることもあるため、鼻をかむことは避けましょう。

鼻うがいをした後は、スッキリと気持ちいい爽快感があるため何度でも繰り返し鼻の洗浄をしたくなりますが、過度に鼻うがいをすると中耳炎になるリスクがあり粘膜も傷つけやすくなるため、1日に2回程度がベストです。

鼻うがいも慣れてくると、コップやシャワーなどで鼻の洗浄をし始める人もいますが、鼻洗浄器具と洗浄液は、痛みや雑菌の繁殖を防ぐために用意するものなので、慣れてきたとしても鼻洗浄器具と洗浄液のもとを使い、鼻うがいを繰り返し行いましょう。

バランスの良い食事

現在は、加工食品や添加物が多く入った食品が増加しているため、それらを頻繁に食べていると、体内に侵入した異物やウイルスに対抗する免疫力が低下していきます。

花粉症やアレルギー性鼻炎は、食事のバランスを考えながら栄養を摂取することで、免疫力を高め、アレルギーの症状を緩和できるため、バランスの良い食事は大切なアレルギー対策です。

以下は、アレルギーに良いとされる栄養素と食材です。

  • αリノレン酸とDHA・・・まぐろ、さば、いわし
  • ビタミンA・・・人参、ほうれん草、牛、豚、鶏レバー
  • ビタミンC・・・赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、レモン、キウイ
  • ビタミンD・・・きくらげ、かつお、鮭
  • 食物繊維・・・野菜、果物、きのこ類、穀類、豆類
  • 発酵食品・・・ヨーグルト、納豆、味噌

加工食品や添加物を多く使った偏った食事を避け、バランスの良い食生活にすることは免疫を高めるために大切です。

肉や魚などの動物性タンパク質の摂りすぎは、悪玉菌のエサとなり、腸内環境を悪化させます。

全ての食材に共通しますが、好きな食材ばかりを摂取すると偏った栄養になるため、食材のバランスを調整しながら食事をしましょう。

花粉症シーズンは、お酒を控えることも大切です。アルコールが分解されるとできるアセトアルデヒドという物質が、アレルギー反応を引き起こす原因であるヒスタミンを増やし、症状を悪化させるため、花粉症でお悩みの方はお酒を控えることをおすすめします。

睡眠の質を高める

睡眠は体にとってとても重要な意味を持っています。花粉症やアレルギー性鼻炎は、日中だけの問題ではなく、寝ているときにも鼻や体に影響を及ぼします。

アレルギー性鼻炎は、夜間に体内のステロイドホルモンの分泌が低下することで、症状が悪化する傾向があります。昼間は気にしなかった鼻づまりが、夜になると重症化した経験をお持ちの方が多くいます。

重度の鼻づまりの影響で、集中力の低下、記憶力の低下、免疫力の低下に繋がります。そのため、睡眠の質を高めることは生活の水準を下げないためにもとても大切なことです。

睡眠の質を高めるため、以下のようなことを取り入れると良いでしょう。

  • 鼻うがいを就寝前と起床後に行う
  • 部屋の空気循環を良くする
  • 自分に合った寝具を使う
  • 居心地の良い音楽を聴く
  • 半身浴などで体を温める
  • 就寝2〜3時間前に食事を終わらせる

夜は、できるだけリラックスした生活リズムを作り、快適な睡眠につけるように、自分に合った内容を取り入れてみてください。

寝る前には半身浴で体を温め、お風呂のタイミングで鼻うがいをすると、1日の生活で鼻や喉に溜まった花粉やホコリ、ウイルスも一緒に洗い流し、心地よい睡眠ができるでしょう。

また、寝ている間でも鼻水は作り続けられるため、花粉症やアレルギー性鼻炎の症状で悩んでいる方は、起床後にも鼻うがいをすることで気持ちの良い朝を迎えられます。

まとめ

花粉症とアレルギー性鼻炎の違いと、アレルギー対策におすすめな3つのセルフケアについてご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?

花粉症とアレルギー性鼻炎は、アレルギー反応が起こったときの症状が似ています。

今回ご紹介した対策の、鼻うがいやバランスの良い食事、睡眠の質を高めて体の免疫機能を上げることによって、二つのアレルギーの症状を緩和できる効果がみられます。

とくに、セルフケアの代表でもある鼻うがいは、鼻の奥に付着した細菌やウイルスを洗い流せるため、インフルエンザや新型コロナウイルスの予防策としてもおすすめです。

花粉症やアレルギー性鼻炎で悩んでいる方、家族や友人につらい思いをされている方がいましたら、本記事を参考にセルフケアを生活の中に取り入れてみてください。