新型コロナウイルス予防に役立つ5つのアイテムと新しい生活様式の実例を紹介

まだまだ新型コロナウイルスの脅威が続く中、感染を防ぎながらも日常を過ごすために新しい生活様式が求められるようになってきました。

新型コロナウイルスとの戦いはいつ終わるかわからず、結局のところ共存していく道を歩んでいくかもしれません。

そこで重要になってくるのが、新型コロナウイルスにかからないようにするにはどのように生活していけば良いのか、ということです。

本記事では新型コロナウイルス予防に役立つ5つのアイテムと、新しい生活様式の実例を紹介します。今一度ご家族で確認し、話し合ってみてください。

コロナ予防に役立つ5つのアイテム

新型コロナウイルスは手や指で触れる、またはウイルスを含んだ飛沫を浴びて口や鼻、目などの粘膜に触れることで感染します。これを防ぐことが新型コロナウイルスの予防に繋がります。

新型コロナウイルスの流行とともに今では世界中で当たり前になったアイテムもあります。様々なアイテムが出回っているので、何を使ったら良いのか分からなくなってしまうこともあります。

そこで、ここからはウイルス予防に役立つ5つのアイテムを紹介します。

紹介するアイテムは新型コロナウイルスだけではなく、風邪やその他の細菌、ウイルスにも効果のあるものです。日々の感染予防の参考にしてみてください。

アルコール消毒スプレー

一時期ドラッグストアなどでも全く手に入らなくなっていたアルコール消毒スプレー。最近はやっと入手することができるようになってきました。

予防のアイテムには消毒や除菌、殺菌などさまざまなワードがありますが、これらの違いをご存知ですか?

  • 消毒→ウイルスや細菌を無害化すること
  • 除菌→細菌をその物体から減らすこと
  • 抗菌→細菌の繁殖を抑えること。殺す効果はない。
  • 滅菌→その物体に付着している全ての細菌を殺すこと、100万分の1以下が基準

ウイルスや細菌の種類によって、消毒や除菌に効果のある薬剤は違ってきます。新型コロナウイルスはエンベロープという資質でできた膜を持っているウイルスなので、この膜を壊すことでウイルスにダメージを与え、弱らせる効果が出てきます。

アルコールにはエンベロープを壊すことができる効果があるので、新型コロナウイルスに有効だということになるのです。

厚生労働省の発表では、濃度76.9%~81.4%のエタノール(アルコールの一種)を新型コロナウイルスの消毒に推奨しています。手に入りにくいなら60%台のものでも大丈夫です。濃度が90%以上だと、ウイルスを無害化する前に気化してしまうので意味がなくなってしまいます。

ちなみに、アルコールは新型コロナウイルスには効果がありますが、世の中全てのウイルスや細菌に効果があるわけではないということを覚えておきましょう。

不織布マスク

新型コロナウイルスは飛沫感染をします。そのため不織布マスクは咳エチケットとして万が一自分が感染していた場合に、他人に移してしまうことを防ぐ目的で着用します。

発症前の潜伏期間から、感染する可能性のあることがわかっている新型コロナウイルスを広めないためには、咳をしていなくても不織布マスクを着用することが大切です。

健康な人の感染を防ぐ効果は立証されていませんが、もしかして自分が感染しているかもという可能性を考えて不織布マスクを着用することで、結果的に新型コロナウイルスの拡大を抑え、自分自身が感染するリスクを下げることに繋がるのです。

使い捨て手袋

スーパーのレジなどで最近良く見かける使い捨て手袋。使い捨て手袋も使い方によっては感染予防に役に立ちます。

そもそも新型コロナウイルスは、多くの場合人の手に付着し、目や鼻、口などの粘膜に触れることで初めて体の中に入り込んできます。

手袋は物や空気中で付着したウイルスを集約し、手袋を外すことでいつでも清潔な手に戻ることができるアイテムです。そのため、こまめに新しいものと取り換えれば感染するリスクをかなり減らすことができるアイテムでもあります。

しかも手袋をしていると、今は手が汚いからやめておこうと自戒できるので、無駄に顔や髪の毛などに触るのを防ぐこともできます。

使用した手袋の表面にはウイルスがついている可能性があるので、外すときはウイルスを素手に移さないように手袋の表面には触れないように気をつけましょう。

石けん

新型コロナウイルスの感染を予防するために手洗いがとても大切なのは周知のことです。

石けんには、泡でウイルスや細菌などの病原体を包み込み皮膚から剥がす効果があり、それは固形石けんでも液体石けんでも同じです

万が一ドラッグストアなどで液体石けんが手に入らなかったとしても、固形石けんを使って手洗いをすれば十分に新型コロナウイルスの感染を予防することができるのです。

固形・液体石けんのどちらを選ぶのかは、使う場面や使い勝手で選んでください。

鼻うがい器

新型コロナウイルスを撃退するには、鼻腔を洗い流す鼻うがい器を使うことも有効です。鼻うがい器は市販されているので、手軽に鼻うがいをすることができます

鼻うがい器を使わずに行うやり方もありますが、市販の鼻うがい器は使い勝手が良く使用する洗浄液は自分で調節することもできます。鼻うがいをやったことのない方には特に市販の鼻うがい器がおすすめです。

新しい生活様式の実例

緊急事態宣言が解除された今でも新型コロナウイルスの脅威が去ったわけではなく、新型コロナウイルスの拡大防止と日常生活を両立していかなくてはなりません。

そのためには、ひとりひとりが新しい生活様式を取り入れて、実践していくことが非常に重要になってきます。

では、新しい生活様式とはどのように過ごすことなのでしょうか?家での過ごし方と外での過ごし方を具体的に紹介します。

家での過ごし方

緊急事態宣言が解除され仕事や学校が再開しました。まずは外から家に新型コロナウイルスを持ち込まないことから始め、家族間での感染もできる限り避けたいところです。

1年前と比べて圧倒的に自宅で過ごす時間が多くなった今、再び感染拡大させないためにも家での新しい生活様式を取り入れる必要があります。

こまめな手洗い

外から帰ったとき、ご飯を食べる前、ちょっと玄関の前をホウキではいたとき、トイレに行ったときなど、いつでも何かの前後には手洗いをしましょう。

意識して洗うべき箇所

  • 手のひら
  • つめ
  • 親指の周り
  • 手の甲
  • 指の間
  • 手首

正しい手洗い方法

  1. 手を濡らして石けんを泡立てる
  2. 手のひらをこすり合わせる
  3. つめを手のひらでこする
  4. 親指をにぎって回す
  5. 手の甲を手のひらでこする
  6. 指を組んで指の間を洗う
  7. 手首を軽く掴んで回す
  8. 流水でよくすすぐ
  9. 綺麗なタオルで拭く

ウイルスをしっかり落とすには、石けんを使って泡だててゆっくりと20秒以上丁寧に洗うことが大切です。

鼻うがいをする

鼻うがいは、新型コロナウイルスをはじめ風邪やアレルギー性鼻炎、後鼻漏、慢性上咽頭炎などに効果があります。

市販の鼻うがい器には洗浄液がついていますが、自分で作る場合には沸騰したお湯を37度くらいに冷ましたもの200~300ccに食塩を1.8~2.7gを混ぜた食塩水でも代用可能です。

水道水を使うと塩素の影響で鼻粘膜細胞や嗅細胞を壊してしまう恐れがあるので、必ず市販の洗浄液か食塩水を使うようにしてください。

鼻うがいは間違った方法で行うと効果がありませんので、市販の鼻うがい器具と洗浄液を使うか自分で作った洗浄液を使って正しい方法で行いましょう。

正しい鼻うがいの方法

  1. 軽く下を向いて洗浄器具を鼻にあてる
  2. 優しく洗浄器具を押して、エーと言いながら洗浄液を鼻の中に流し込む
  3. 洗浄液を反対の鼻から出す
  4. 反対側も同じように行う
  5. 鼻に残った水分を出すために優しく鼻をかむ

鼻うがいを行う回数は、1日に1~2回程度にしましょう。洗浄器具がない場合にはコップに洗浄液を入れてストローで吸って行ってみてください。

外での過ごし方

新しい生活様式は、外での過ごし方にも多大な影響を与えています。今までのように密接に人に関わることは難しいですが、新型コロナウイルスと共存していくためには必要なことです。

では具体的にはどうすれば良いのか、外での過ごし方の実例を紹介していきます。

ソーシャルディスタンスを確保

仕事や買い物、学校などで、どうしても外に出なければいけないときもあります。そのような場合には、人との距離を2m以上とって十分に離れてください。

これは、自分が感染することを防ぐだけでなく、周りの人に感染することを防ぐためにも大切なことです。

通勤時間をずらせる方は、混んでいる時間を避けると周りとの距離を十分に保つことができるので、感染のリスクを低くすることができます。

徒歩や自転車を利用できる距離の場合には電車と併用して対応しましょう。

買い物は素早く

日々生活をするうえで欠かすことのできない買い物は、ひとりで素早く空いている時間に行くようにしましょう。

何を買うのか前もって計画を立て、レジでの会計の際は電子マネーなどの電子決済を利用するとスムーズです。

ネットスーパーなどの通販も利用すると、人と接触するのを最低限に抑えることができるのでおすすめです。

まとめ

新型コロナウイルス予防に役立つ5つのアイテムと新しい生活様式の実例を紹介しましたが参考になりましたでしょうか?

新型コロナウイルス予防のためにはアイテムの活用と新しい生活様式が欠かせません。日常生活を送りながら感染を予防するためには、自衛力が大切です。

日本人はもともとマスクの着用や手洗いは身についているはずなので、さらにアイテムを使いこなして新型コロナウイルスから身を守っていきましょう。

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