効果的な花粉症対策!鼻の三大症状を緩和させる7つの対処法

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日本人の約25%は花粉症だと言われています。今や「国民病」と呼ばれているぐらい患者数が増加している花粉症ですが症状には個人差があり、とても多くの人を苦しめている病気のひとつです。

この記事では花粉症の基礎知識、治療薬を服用する時のポイントや、日常生活で出来るセルフケアなどの花粉症対策についてご紹介していきます。

毎年花粉症が辛い…少しでも症状を解消したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

花粉症の基礎知識

花粉症についてどれ位の知識がありますか?

知識や情報がなければ、対策するのは難しいですよね。どんなものか把握したり、症状について理解があるとスムーズに対策に移れるはずです。

という訳でまずは、花粉症の簡単な基礎知識についてご紹介していきます。

花粉症のメカニズム

花粉症は、ヒノキやスギなどの植物の花粉が体内に入ってきたとき、花粉を取り除こうとすることで起きるアレルギー反応です。季節性アレルギー性鼻炎と呼ぶこともあります。

主に目のかゆみ、鼻水、くしゃみなどの症状が出ますが、症状が出るメカニズムは以下のようになっています。

  1. 空気中の花粉(異物)が体内に侵入すると体内で受け入れるかを判断する
  2. 花粉が体内で敵だと見なされると抗体(Ige抗体)が作られる
  3. 花粉に接触するたびにIge抗体が体内で蓄積される
  4. 蓄積量が一定のレベルに達した時アレルギー反応を起こす化学物質が分泌される
  5. 放出された物質が鼻の神経や血管を刺激し症状が発生する

このようなメカニズムで鼻水で洗い流そうとしたり、くしゃみで花粉を吹き飛ばそうとしたり、鼻づまりを起こすことで体に侵入する花粉を防ごうします。

今まで花粉症でなかった人でも、体内で蓄積されたIge抗体が一定量に達すると症状が現れるので、急に花粉症になることもあります。

季節性ではなく通年病である

花粉症は、冬から春ごろの時期に受粉する植物の花粉が原因で、夏や秋は花粉症が発症しないと思っていませんか?

夏や秋の植物でも花粉症が出るケースも多く、あまり知られていないのでこの時期の鼻水やくしゃみなどの症状は風邪薬で治そうとしている方もいます。毎年同じ時期に花粉症と似た症状がある場合は、もしかすると夏や秋の植物で花粉症が発症しているかもしれません。

代表的な花粉以外にも1年を通してさまざまな植物の花粉が飛散していて、最近は「通年病」と呼ばれています。

  • スギ(飛散時期2〜4月)
  • ヒノキ(飛散時期3〜5月)
  • シラカバ(飛散時期4〜6月)
  • イネ科(飛散時期4〜11月)
  • ブタクサ(飛散時期8〜10月)
  • ヨモギ(飛散時期8〜10月)

「もしかして花粉症だったのかも?」と疑問に思った方は近くの医療機関で検査を受けてみましょう。症状が出る植物の花粉を把握すると、その時期に早めに対策が行えるようになります。

花粉症の症状を緩和させる7つの対処法

花粉症の症状を抑えるためには、早めの対策が大切です。

症状には個人差がありますが、ベーシックな花粉症対策で薬を飲んでいる方が多いのではないでしょうか。効果を実感するためには薬を服用するときのポイントがあったり、ご自身の生活習慣や医療品を活用した対策もあります。

ひどくなる前にきちんと対策して、つらい症状を軽減させましょう。

専門医に相談して症状に合う治療薬を処方してもらう

病院でもらう処方薬だけでなく、最近ではドラックストアなどで簡単に市販薬を購入できるようになりました。効果を実感するためには、ご自身の症状にあった治療薬(抗アレルギー薬)を服用することが大切です。

自分の症状に合った治療薬を希望するのであれば、専門医に相談することがおすすめ。受診時に症状や特徴をきちんと伝えることで、効果がある治療薬を処方してくれます。

すでに服用している薬の効き目が弱い、眠気を感じるなど合っていないと感じる場合には、きちんと効果を感じられる薬に変更しましょう。

治療薬をベストな時期に飲み始める

花粉症を乗り切るためには、ご自身に合う効き目の優れた薬を使うだけでなく、治療薬を飲み始めるタイミングが考えることが重要です。

花粉症の治療薬は、飲み始めてから効き目が出るまでにタイムラグがあります。症状が発症する前に飲み始めることによって、飛沫ピーク時の症状を抑えられて症状の悪化を防ぐことができます。

飲み始めるタイミングが遅れてしまうと、改善したくても改善するまでに時間がかかってしまう悪循環になります。予め飛散時期を確認して準備をしておきましょう。

バランスの良い食事で免疫力を高める

免疫があると、体内に異物が侵入した時に闘い体を守ってくれる働きをします。

普段の食事や規則正しい生活習慣を心がけることは、免疫力を高めることに繋がっています。花粉症で困っているという方は日常生活を一度見直し、アレルギーに負けない丈夫な体を目指しましょう。

  • 良質なタンパク質⇒粘膜や免疫細胞を強くする
  • 乳酸菌や食物繊維⇒栄養素を吸収し、全身の免疫システムの拠点の腸を強くする
  • ビタミンA⇒皮膚や粘膜を強くして、ウイルスをガードする
  • ビタミンC⇒免疫細胞の働きを助ける

上記のものは、免疫細胞のエネルギーを強める栄養素です。普段の食事に取り入れていくことで全身の免疫力を高められるので、ぜひ参考にしてみてください。

毎日、忙しさに追われている現代人は、インスタント食品やファーストフードなどの食品に頼り、食生活が乱れてしまう人が多くいます。偏った食生活を続けていると免疫力を低下させ、体を守る防御能力が落ちてしまうので注意が必要です。

ストレスをためない

大事な仕事の前に体調を崩した…寝不足で風邪をひいた…このような経験をしたことはありませんか?

私たちは持続的にストレスを受けると脳がストレスに反応して、神経伝達物質やステロイドホルモンを分泌します。すると、体内の組織の働きを低下させ、免疫力を低くしてしまいます。体調を崩しやすくするだけでなく、ストレスは花粉症の治療の妨げになります。

  • 睡眠時間をきちんと摂る
  • 適度な運動をする
  • 疲労をためないようにする

普段から気分転換やリフレッシュをして、ストレスを発散させていきましょう。

室内に花粉を取り込まないようにケアする

外出時だけでなく室内でも、花粉症の症状が出て苦しい人が多いです。

普段生活していると、想像以上に部屋の中に花粉を取り込んでいることが多くありますが、部屋に花粉を取り込まないように意識することが大切です。

室内は湿度が高いため花粉が落ちて室内で浮遊しやすくなるので、外から花粉をいれないことが重要です。目で確認することは難しいですが、家の中のソファ・カーペット・ベットなどには多くの花粉が付着していることがあります。

  • 衣類を外ではたいてから家に入る
  • 花粉が家の中で浮遊してしまわぬようにこまめに掃き掃除と拭き掃除をする
  • 部屋干しする、備え付けの乾燥機を活用する
  • 花粉の飛散が少ない深夜から早朝の時間に換気を行う

症状に悩まされないためにも、上記の対策できちんと部屋をケアすることが大切です。

点鼻薬を活用する

点鼻薬とは、滴下して使用する粉状・液状になっている薬剤で、アレルギー性鼻炎や鼻づまりなどの鼻の炎症を抑える効果があります。

初期治療の研究で、内服薬と点鼻薬の効果を比較した場合、点鼻薬を先に始めた方が明らかに症状を抑える効果が出ています。地域や花粉によって異なりますが、花粉が本格的に飛散する1〜2週間前に点鼻薬を使い始めましょう。

点鼻薬には大きく分けて、抗アレルギー・ステロイド・血管収縮剤の三種類があります。

効果や値段だけではなく、症状を抑えられる期間や副作用なども異なります。こちらも自己判断せず、医師や薬剤師に相談しましょう。

鼻洗浄器で鼻うがいをする

鼻洗浄器とは、ノズルを鼻に差し込むだけで簡単に鼻うがいができる医療器具です。

鼻の中に専用の水を入れて、花粉・埃・ウイルスを洗い流す方法を鼻うがいと言い、鼻洗浄とも呼ばれていています。続けることで鼻の粘膜を健康にし、アレルギーに対抗できるようになります。

鼻洗浄器には、メーカーや機種によってタイプが異なる3種類が存在します。

  • ハンディタイプ⇒ボトルを押した圧力で洗浄液を流し込んで洗浄できる
  • ピストンタイプ⇒押す強さで水圧を自分でコントロールしながら洗浄できる(レバーが付いたタンク型とスリムな注射器タイプの二種類がある)
  • 電動タイプ⇒一番高い水圧で洗浄できる(水圧の強弱を何段階かで調整可能)

初めての方は価格もリーズナブルで使いやすいハンディタイプがおすすめです。自分で水圧を調整できる専用ボトルで、無理なく鼻洗浄ができます。使い心地の好みはひとそれぞれなので、自分にあった鼻洗浄器を見つけましょう。

花粉症の基礎知識でご紹介したように、花粉は通年飛んでいます。症状がつらい時期だけでなく通年通して鼻のケアを行い、花粉を避けることが大切です。

まとめ

花粉症の基礎知識と花粉症対策についてご紹介しましたが、参考になりましたか?

花粉症の症状は個人差があるので、まずはご自身の花粉症を把握することから始めてみましょう。自分に合った対策をすることが症状の悪化を防ぎ、緩和につながります。

ご紹介した花粉症対策を全部始めることは大変です。対策の中で気になるものから医療機関に相談してみたり、ご自身が始めやすいことから日々の生活に取り入れていきましょう。

早めに対策するかどうかで花粉飛散時期の症状のつらさを左右します。去年よりも早めの対策で、今年のつらい花粉症の時期を乗り越えていきましょう。