風邪予防に効果的な3つのうがい法と塩うがいで得られるメリット

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空気中のホコリや粘膜に付着したウイルスを洗い流すことができ、インフルエンザや風邪予防などのウイルス対策としての効果も高いうがい。

通常の水うがいでも洗浄効果があり予防になりますが、風邪予防に効果的なうがい法があることをご存じでしょうか?

この記事では、うがいの効果や種類など、基本的な情報をご紹介したのち、風邪予防としても効果を高める3つのうがい法をご紹介します。

また塩を活用した鼻うがいや、塩うがいのメリットについてもご紹介しますので、風邪予防が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

うがいの基本

うがいとは、口の中の口腔や喉を洗浄することです。

風邪予防として外出先から帰ったときは、”手洗い”、うがい”が一般的な対策だと思いますが、風邪予防としてどれくらい効果があるのかご存じでしょうか?

はじめに風邪予防の効果、うがいの種類など、基本的な情報についてご紹介します。

うがいは風邪予防に効果がある?

風邪などのウイルスによる感染症は、くしゃみや咳など空気中に飛びちったウイルスを吸い込んでしまうことで感染するケースが多いです。

しかし、感染原因であるウイルスを吸い込んでしまってもすぐに風邪の症状が出るわけではありません。ウイルスが細胞内に入り込む前の、口・鼻の粘膜に付着しているときに、うがいを行い、体内に侵入させる前に洗い流すことが重要です。

実際に、水うがいをする人の風邪の発症確率は、うがいをしない人と比べて約40%低下することが分かっています。

また、子どもが37.5℃以上発熱したときの割合調査では、うがいをする子どもが発熱した割合は0.4%だったのに対し、うがいをしない子どもは1%が発熱したというデータもあります。

このように、うがいは風邪予防としても効果が期待できる対策のひとつです。

うがいには種類がある

うがいと聞くと口の中に水を含み、顔を上に向けた状態で、ガラガラと喉を鳴らすうがいをイメージされる方が多いのではないでしょうか?

うがいには大きく分類して口の中を洗浄する”うがい”と、鼻の中を洗浄する”鼻うがい”の2種類があり、洗浄の方法や効果が異なります。

口の中を洗浄する”うがい”は、口内を洗浄するうがいと喉を洗浄するうがいの2種類に分類されます。

”ブクブクうがい”と呼ばれるのが口内の洗浄ができるうがい法で、口に水を含んだ状態で、頬を膨らませたり元に戻したりを交互に素早く行いすすぐ方法です。もうひとつは、”ガラガラうがい”と呼ばれる喉の洗浄ができるうがい法で、水を口に含んだら、口を開け、頭部を後ろに傾けて息を吐く方法です。

そして、口の中のうがいのように鼻の中を洗浄するのが”鼻うがい”です。

鼻うがいとは、鼻の穴から生理食塩水を入れ、鼻の奥の鼻腔内と呼ばれる箇所に付着した、細菌やホコリ、ウイルスなどを洗い流す方法で、”鼻洗浄”とも呼ばれています。

鼻うがい専用の洗浄液のもとを鼻の中に流し込み、反対側の鼻から出す方法で、花粉症や鼻腔抗炎などの対策としても行われる方法です。

正しいうがい法

うがいには正しいやり方があることをご存じですか?

先ほどご紹介したようにうがいにはいくつか種類がありますが、ここでは、ベーシックな口内と喉の洗浄を行うときの正しいうがいのやり方をご紹介します。

うがいをするときはまず、手を洗い清潔な状態でうがいを始められる準備をしましょう。

  1. 口に水を含み、口内洗浄を行い、食べカスや粘液を落とす
  2. 新しい水を口に含み、喉うがいを10〜15秒間続ける
  3. 最低でも3回ほど繰り返す

口の中には想像以上にさまざまな菌が存在します。その菌を排出させるためにも、喉うがいをする前に「グジュグジュ」「ブクブク」と口の中をすすぎ、口内の洗浄をしてから、喉の洗浄に移るのが正しいうがい法です。口内がスッキリしない場合には、口内の洗浄を数回繰り返しましょう。

喉の洗浄をするときは「お〜」と声を出しながら行うと、口から水がこぼれにくくなり、喉の奥まで水分を行き渡らせ、綺麗に洗浄させることができます。

普段うがいをしている人でも、一度正しいやり方を見直してみましょう。

予防に効果的な3つのうがい法

日常的に風邪予防の対策としてうがいをする場合は、水でも充分に洗浄効果がありますが、より効果を高めることができるうがい法があります。

通常の水うがいに比べても、細菌やウイルスを除去したり、殺菌効果を高めることができるのでウイルス対策としても効果的なうがい法です。

季節の変わり目や、周囲で風邪が流行しているときなど、風邪をひきやすい時期には取り入れることをおすすめします。ではさっそく効果的な3つのうがい法をご紹介します。

うがい薬を活用する

うがいの際に、うがい薬を活用すると風邪の予防効果が高くなると言われています。うがい薬には、主に3タイプあり、目的や症状に合わせて選ぶことが大切です。

  • 殺菌作用のあるもの
  • 抗炎症作用のあるもの
  • 殺菌と抗炎症作用の両方を兼ね備えたもの

風邪対策を目的とした場合には、ポピドンヨードなどの殺菌と消毒作用があるものを選ぶのがおすすめです。うがい薬と聞くと、赤褐色の液体をイメージされる方が多いと思います。この赤褐色の液体がポピドンヨードと呼ばれる有効成分です。

しかし、毎回うがい薬を使えばいいわけではありません。殺菌作用が強すぎるうがい薬を、頻繁に使いすぎると粘膜を痛めてしまう恐れがあります。

医師や薬剤師に相談し、使用する頻度、用法用量を守って使うようにしましょう。

緑茶でうがいをする

緑茶には「カテキン」という殺菌作用のある成分が多く含まれているため、水だけでうがいをするよりも、効果的に風邪を予防することができます。

また、緑茶には「ビタミンC」も多く含まれているため、荒れた粘膜を修復する効果や、保湿効果もあり、風邪で痛みを感じやすい潤し喉を癒すことも期待できます。

うがいのために用意した緑茶は、毎回すべて使い切るようにしましょう。外出先などでも水筒に入れて持ち運ぶことができ取り入れやすいのでおすすめです。

生理食塩水で鼻うがいを行う

鼻うがいは、市販で販売されている洗浄器と洗浄液のもとを使い鼻腔内を洗浄することができます。また、洗浄液のもとになる”生理食塩水”は家庭にある塩で簡単に作ることができます。

  1. 水道水を一度沸騰させて、体温と同じくらいまで水温を下げる
  2. 水1リットルに対して、9gの食塩を溶かす(濃度0.9%の食塩水)

”生理食塩水”は上記の方法で作ることができ、1回の鼻うがいで使う生理食塩水の量は200〜300ccが目安です。つくり置きは衛生面の観点から控え、その都度使い切るようにしましょう。

生理食塩水は、血液などの体液と同じ濃度の浸透圧のため、鼻に入っても刺激が少なく、痛みも抑えることができます。また塩には殺菌作用があるため、風邪の原因であるウイルスの殺菌にも効果的です。

特に鼻づまりの症状があるときに、鼻うがいを行うことで鼻本来の機能を取り戻すことができ、スムーズに鼻呼吸することができます。

鼻呼吸をすることで、口や喉の乾燥を防ぎ、風邪の症状緩和に役立ちます。

塩うがいで得られるメリット

水を塩水に変えた塩うがいには、水うがいと同様に風邪やインフルエンザなどの流行しやすいウイルス感染予防として効果的です。そして、塩うがいにはそれに加えて得られるメリットがあります。

ここからは、塩うがいで得られるメリットについてご紹介します。

オーラルケアが出来る

日常生活で、オーラルケアとして歯ブラシやデンタルフロスを活用している方も多いと思います。しかし、口内炎が出来てしまったときや、口内が切れてしまうなどのトラブルがあると、痛みを感じてしまい普段のケアが難しくなることもありますよね。

痛いからといってケアを怠り放置していると、口の中を清潔に保てなかったり、口内炎や傷の治りが遅くなるなど負の連鎖を招いてしまいます。

そんなときは、なにもしないより塩水でうがいをすることでオーラルケアができるようになります。

普段のケアが難しい時は、塩うがいをオーラルケアのひとつとして取り入れてみてください。

口臭を抑える

唾液には、生理的口臭の原因である細菌を抑制する効果があります。

塩には、唾液の分泌を促す作用があるため、塩うがいを行うと、唾液の少なさが原因で起こる、嫌な口臭を抑える効果が期待できます。

しかし、口の中だけに口臭の原因があるわけではないので、頻繁に塩うがいやオーラルケアをしても改善されない場合は、他の原因を探ってみましょう。

まとめ

うがいの効果や種類、正しいうがいのやり方など基本的な情報と、効果的なうがい法、塩を活用したうがいのメリットについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

風邪予防対策のひとつとして、水を使ったうがいを行うと、風邪になる確率や発熱のリスクを低下させることができますが、うがい薬や緑茶などを使ったうがい法は、より予防としての効果を高めることができます。

また、口の中だけでなく、生理食塩水を使って鼻うがいをすることで、鼻の粘膜に付着したウイルスを洗い流すことができるので、口と鼻の両方を清潔に保ち、風邪にならないように対策していきましょう。

そして、塩を使った塩うがいには、風邪予防だけでなく、インフルエンザなどの流行しやすい感染症を防ぐことができたり、オーラルケアができるなどいくつかのメリットがありますので、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。