正しい鼻うがいのやり方で痛くない鼻洗浄と気をつける5つの注意点

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鼻うがいは痛いというイメージをお持ちではないですか?

喉を清潔にし健康を保つ喉うがいと同じで、鼻の中をきれいに洗浄するのが鼻うがいです。痛みを感じそうなイメージを持ちますが、コツとやり方を知ることで痛みを感じず安全に鼻うがいを行うことができ、悩みのタネでもある花粉症や鼻づまりを解消できます。

この記事では、鼻うがいの痛くないやり方と注意すべきポイントについてご紹介します。鼻の調子が悪いとき、風邪やアレルギーの対策に鼻うがいをぜひ活用してみてください。

鼻うがいに使う生理食塩水の作り方と使用前に確認する事

鼻のセルフケアとして有名な鼻うがい。

鼻をかんでも出にくい頑固な鼻水や病原菌を鼻うがいでキレイに洗浄することができるため、鼻の調子が良くない時に試したい解消方法です。

鼻うがいを痛みなく効果的に行うには生理食塩水を利用するのがおすすめで、これは自分で作ることができます。生理食塩水を作る時にはレシピがあり、実際に使用する前に確認しておきたいポイントがあります。

まずは、鼻うがいで使う生理食塩水の作り方と、使用する前に確認する内容について詳しくご説明します。

生理食塩水のレシピと作り方

鼻に水が入った時にツーンと痛みがあるのは、水と鼻水の浸透圧が違うからです。鼻うがいをする時の洗浄液を鼻水などの体液と同じくらいの塩分濃度にすることで、痛みが和らぎ鼻の粘膜に対する負担が軽減されます。

以下のものを準備してもらい、生理食塩水を作りましょう。

  • 水200~300cc
  • 食塩1.8g
  • 重曹0.25g

上記を揃えたら、以下の手順で生理食塩水を作りましょう。

  1. 水道水や給湯のお湯を使っても行えますが、一度沸騰させて人肌程度に冷ましたものを使うとより安全です。
  2. 上記レシピで生理食塩水を作ると鼻水や涙と同じ塩分濃度になり、痛みを感じにくい洗浄液を作ることができます。重曹は自宅になければ食塩のみでも使うことは可能です。
  3. 32〜35℃くらいの人肌に近い温度まで冷まして使用しましょう。雑菌の繁殖を防ぐため、作った生理食塩水は一度で使い切ってください。

普段、自宅にあるもので簡単に生理食塩水を作ることができます。重曹を入れることで洗浄液のpH(酸性とアルカリ性のバランス)を調整し、より刺激の少ない洗浄液を作ることができますが、重曹が入っていない生理食塩水でも鼻の中をキレイに洗い流すことは可能です。

生理食塩水を使用する前に確認すること

実際に鼻うがいをする前に、作った生理食塩水について確認する注意点があります。鼻うがいによって鼻に痛みや健康に悪影響が起こってはいけないため、以下の4つの内容を確認して使用していきましょう。

  • 生理食塩水の塩分濃度が0.9%より低い、または高すぎると痛みが生じてしまうので、レシピ通りに作るように気をつけましょう。
  • 冷たい水をそのまま使うことでも、鼻に強い刺激を与えてしまうので、体温に近いぬるま湯を使用します。
  • 雑菌の繁殖を抑えるために、生理食塩水は毎回新しく作ることをおすすめします。一度に数回分の量を作って保存しておく場合は、2日以内に全て使い切るか、保存時間が長くなった生理食塩水は必ず捨てるようにしましょう。
  • コップを使って鼻うがいはできるのですが、慣れないうちはスムーズに鼻うがいができる鼻洗浄器具を使うことをおすすめします。

生理食塩水で鼻うがいをすることで、痛みなく鼻の不調を楽にしたり、予防したりすることができます。

痛くない鼻うがいのやり方

鼻うがいを初めてする時は、痛みがあるんじゃないかと不安になりますよね。しかし、鼻うがいは正しいやり方で行えば、ほとんど痛みを感じることはありません。

ここからは、正しい鼻うがいのやり方について説明していきます。

慣れるまでは鼻の入り口近くだけをすすぐ

鼻うがいに慣れていない間は、鼻の入り口をすすぐ程度の洗浄から始めてみましょう。鼻は空気の出入り口であるため、外気の汚れや花粉がとても残りやすい部分です。

鼻の入り口に残っている汚れや花粉を洗浄するだけでも、症状を緩和する効果があります。鼻洗浄器具を使い鼻の中に生理食塩水を流し込みますが、鼻の穴から少し奥に入る程度の洗浄で大丈夫です。痛みもありませんし、小さな子どもでも簡単にできます。

生理食塩水を鼻に入れている最中に、鼻から強く息を吸い込むと奥まで食塩水が入り痛みを伴うので、力加減には注意してください。

片方の鼻の穴から入れ反対側の鼻の穴から出す

200cc以上の容量の洗浄液で片方の鼻の穴から生理食塩水を流し込み反対側の穴から出すやり方は、鼻の奥にある上咽頭という部分をキレイに洗い流せます。上咽頭は風邪のウイルスが付着しやすく、喉うがいだけではしっかりと洗い流せないため、鼻うがいをすることで効果的な風邪予防ができます。

自分のやりやすい方法で試してみても良いですが、最初は市販の鼻うがいの商品を使うと気軽に始められるのでおすすめです。

鼻洗浄器具を使用する場合は、以下のような手順で鼻洗浄を行います。

  1. 顔を下に向けた状態で斜めを向くように顔を横に傾けて鼻洗浄器具を鼻に差し込む
  2. 「あー」と声を出しながら、ゆっくり生理食塩水を鼻に流し込む
  3. 片方の鼻の穴を洗い流したら、もう片方からも生理食塩水を流しキレイに洗浄する

上記項目で紹介した生理食塩水を手作りし鼻うがいをすることで、鼻のツンとした痛みもなくスッキリした爽快感を感じることができます。

鼻うがいをするときの注意点

鼻うがいをするときには、いくつか覚えておきたい注意点があります。間違ったやり方をしてしまうと、鼻以外に耳や喉にも痛みを伴う損傷を負ってしまう可能性があります。

安全なやり方でスッキリとした気分になれるように、以下の項目では鼻うがいをする時の5つの注意点をご説明します。

上を向かない

鼻うがいをしている最中は、上を向かないようにしましょう。鼻の中に生理食塩水が入っている状態で上を向いてしまうと、生理食塩水が耳に移動してしまい、中耳炎になる恐れがあります。

鼻うがいをする時は顔を下に向けるか、体ごと前かがみの状態で上を向かないように気をつけましょう。

つばを飲み込まない

鼻うがいをしている最中は、つばを飲み込まないようにしましょう。鼻うがい中に喉に力を入れたりつばを飲み込んでしまうと生理食塩水が耳管に入りこみ、中耳炎を引き起こしてしまう危険性があります。

鼻うがい中は「あー」と声を出し続けることで、つばを飲み込むことを防ぎスムーズに鼻うがいができます。

洗浄した後に強くかまない

鼻うがいをした後はまだ鼻の中に生理食塩水が残っていることがあるため、鼻に残った生理食塩水を無理に出そうと強くかんでしまうと、中耳炎になる恐れがあります。

前かがみのまま頭を左右に傾けるなどして、生理食塩水を全て出すようにしてください。その後に軽く鼻をかむのは構いませんが、無理して強くかまないようにしましょう。

鼻や喉に痛みがある時は控える

鼻うがいをする前に、鼻や喉の状態を確認することも大切です。鼻づまりがひどく痛みがあるときや、のどに痛みがあるときは炎症を引き起こしています。炎症を起こしているときはさらに悪化させる恐れがあるため、鼻うがいは控えましょう。

鼻水がのどに流れてしまう後鼻漏のときも、生理食塩水が鼻の奥に残りやすくなるので、鼻うがいはしないように注意して下さい。

1日に鼻うがいをやりすぎない

1日に行う鼻うがいの回数は、朝と夜の2回程度が効果的です。頻繁に鼻うがいを行うと逆効果で鼻の粘膜も傷つけてしまい、中耳炎になるリスクを高めてしまいます。鼻うがい中に鼻血が出たときもすぐに止めるようにしましょう。

鼻うがいをするタイミングも大切で、おすすめの時間は「寝る前」と「起きた後」です。

寝る前の鼻うがいで1日の生活の中で鼻の中に溜まったホコリやウイルスを洗い流し、朝起きたタイミングで鼻うがいをすることで、寝ているときに鼻や喉に溜まった鼻水を洗い流すことができます。

就寝中の鼻づまりも軽減されるので、花粉症で悩んでいる方は、朝と夜のタイミングで行う鼻うがいがとくにおすすめです。

まとめ

痛みが軽減される鼻うがいのやり方や、実際に鼻うがいをするときに気をつけるポイントについてご紹介しました。鼻うがいをすることで風邪やインフルエンザの予防もでき、最近では新型コロナウイルスの対策にも推奨されています。

鼻うがいは初めは鼻の奥にツンとした痛みを感じたり、むせてしまうことが多くあります。しかし、正しい方法を繰り返し慣れてしまえば、痛みもなくスッキリとした爽快感と気持ち良さを感じることができます。

寝るときの鼻づまりが解消されれば仕事や勉強も集中できるようになります。ぜひ、鼻うがいを習慣にしてみてください。